サポート切れのソフトはなぜ使い続けると危ないのか


セキュリティ攻撃に弱いまま放置されることになるから。
また、サポート切れと言うことはソフト自体が古いので、穴を狙いやすくなるからです。

WindowsXPがサポート切れになってしばらく経つが、未だに11%程度残置しているらしいです。

なぜ危険なのか、今日は、この問題を住宅に例えて説明することにしました。

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あなたは、家を買いました。
Microsoft社が設計して建てた「WindowsXP」と言う名前のモデルの建て売り住宅です。
この家のモデルは人気で、全く同じ設計の家が世界中にあります。

全く同じ設計なため、修理部品がよく売れて安くなったりする効果はありますが、一方で、窓やドアのカギに不具合があると、どこの家にも同じ手口でドロボウが入れます。

「WindowsXP型の家は、台所の窓が薄いから、叩くと鍵が開くらしい」と言った情報がドロボウの中で広まり、世界中のWindowsXP型の家では、台所から侵入され、大事な家財が盗まれる事件が多発しました。

Microsoft社は、これを聞きつけて、新しい台所用の鍵を開発し、WindowsXP型の家、全世帯に無償交換に周ります。

これにより、台所からは侵入できなくなりました。

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ここまでの例え話が、サポートされていた期間のWindowsXPの状態です。
セキュリティ上の問題が見つかったら、MicrosoftがWindows Updateを使って、無償交換で穴を埋めてくれたのです。

さて、サポートが切れるとどうなるか。

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ある日、Microsoft社から手紙が届きます。
「WindowsXP型の家は古いから、もうサポートしません。新しいWindows7型とかに建て替えてくださいね。」

あなたは、手紙を無視して建て替えずに住み続けることにしました。

ドロボウは、まだ懲りずに、WindowsXP型の家に侵入する方法を探しています。
今度は勝手口のドアの鍵がドライバーで開くことが分かりました。

まだWindowsXP型に住み続けている家は、軒並み、この新しい手口でドロボウにやられました。

しかし、Microsoft社はサポート切れ宣言をしたので、勝手口を直すことはしません。

ドロボウの間に広まり、次々に盗まれるXP型の家が続きましたとさ。

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サポート切れとはこのような状態です。

今すぐに問題は起きません。
サポート切れになっても家には住めるのと同じで、WindowsXPのパソコンを使い続けることはできます。

しかし、一度、ドロボウに侵入口が見つかってしまったら、もう誰も穴を塞いでくれません。
見つかったら、そのパソコンからの情報が盗まれ放題です。

また、ドロボウもこの状態を分かっていますから、誰も直さないXPを狙って、穴を探します。
だから、余計に、未だにXPを使っているパソコンは、狙われやすいです。

サポート切れになるくらいですから、古い設計や技術が採用されていて、最新の盗み技術に太刀打ちできなかったりします。

インターネットにはドロボウが沢山いて、日々、盗みに入ることができる家(パソコン)を狙っています。

XPをネットに繋いで使い続けるのはやめましょう。

なお、ネットに繋がずにXPを使うのは問題ないです。
ドロボウが絶対来ない離島に家を建てて、窓も玄関も開けっぱなしで生活するのと同じです。
穴はあるかもしれないけれど、盗みにくるドロボウがいなければ、全く問題ないのです。

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さらにその後、「いや、うち(のパソコン)には侵入されたって盗まれる家財(情報)ないから」って言う方への警告で記事を書いてます。
http://fdsa-life.jp/blog/?p=1490

 

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空撮映像作家コジロウ
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