なぜ見える?ミニチュア写真の不思議


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名古屋駅前。ビルの37階から撮影。高いところから見下ろしている絵が大切。

脳が「ミニチュアを見ているはず」と思い込む

ミニチュア写真
本城さんが火付け役になった撮影技法。
いまや、アプリの加工で擬似的に作れる絵になりました。

この「ミニチュア写真」。
なぜミニチュアに見えるかというと、錯覚というか、脳が「ミニチュアを見ているはず」と思い込む絵だからです。

ミニチュア写真の作り方

ミニチュア写真は、
・高いところから撮るなど、俯瞰する
・上下をぼかす(真ん中だけに焦点が合う)
・彩度を上げる(色を強くする)
というステップで加工します。

これを目で捉え、脳が処理すると、
・見下ろしている
・上下がぼけているので、きっと小さいものを手にとって見ているから、視界の外がぼけているはず
・色が濃いのはオモチャだからだ
と判断し、ミニチュアであるに違いない、と思い込むからミニチュアに見えるそう。

つまり、過去にミニチュアやオモチャを見たことがあって、その時の見え方を脳が記憶していて、それと同じ見え方をしたら、ミニチュアだと思い込むわけです。

ミニチュア「動画」

ミニチュア加工は、動画でもほぼ同じ処理で加工できます。
動画では、動きを早めるとさらにオモチャ感が増します。

私の作ったミニチュア動画。

 

錯覚、誤認を引き起こす作品って楽しいですね。

なお、アプリでの加工ではなく、本城さんのように撮影時にちゃんとミニチュアに撮るには、「チルトシフトレンズ」を使います。

 

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空撮映像作家コジロウ
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