HDR撮影とは?(明るいところを暗く、暗いところを明るく撮る)


夕日に光る大名古屋ビルヂングをHDRで撮影。
nagoya

HDRとは、Hi Dynamic Rangeの略で、簡単に言うと、普通の写真よりも「明るいところを暗く、暗いところを明るく」して明暗を幅広く強調して撮った写真です。
今回のビルの写真で言うと、空はかなり明るいですが、雲の表面の影は黒く強調されていますし、ビルも光ってかなり明るいですがガラス面の表情まで捉えています。地上に行き交う人も暗い場所ですが、しっかり映っています。

HDRの写真は、1回では撮れません。
明るいところを撮るには、白飛びしないように、光の感度を下げます。そうすると、明るいところは撮れますが、暗いところは真っ暗で黒くなります。まずこの写真を撮ります。
次に、暗いところ撮るには、黒塗りにならないよう、光の感度を上げます。そうすると、暗いところは撮れますが、明るいところは真っ白に飛びます。これも撮ります。

そして、「明るい写真」と「暗い写真」の2枚を合成し、明るい写真で黒に潰れた部分は、暗い写真で撮れたものを持ってきて合成します。

このプロセスで暗いところから明るいところまで幅広く捉えたHDR写真が出来上がります。

 

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空撮映像作家コジロウ
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