『興味のある話』の過食症を防ぐにはアウトプットするしかない


ブログなりSNSなりで、生き方とか趣味とかのいい話を書いてる人を見つけて、『このひといいな〜』と思ったから定期的に読み始めたのに。

しばらくするとなんか嫌になる。
『また今日も、いい話かいちゃってんよ〜』って、最初は自分が読みたかった話題だったはずなのに、急に飽きたり嫌になる瞬間があって。
そう感じてからは、なぜかその人自体がうるさくなってくる。

いい話の過食症。

食べ過ぎ。

 

これを防ぐには、『食べない』か『食べたものを消化して出す』しかない。

食べたものを消化して出す、これは、学んだことを自分なりの文章なり行動なりにして、発信することだ。
アウトプットする。

そうすることで、やっと消化できて、自分のものになる。
なお、何も『いい話』で書かれたことそのものを実践することだけがアウトプットではない。
いい話に対する感想だったり、同意、批判、実施計画でもいい。

実践までに時間や条件を要するなら、意見を発信するだけでも、充分に自分のものになってくる。

 

例えば、バックパッカーに興味があり、
・世界を旅するべきだ
・異文化コミュニケーションは楽しい
みたいな「いい話」をインプットばかりしていると、毎日の国内で日本語で生活しているのが恥ずかしくなってきて、「いい話」を投稿しているバックパッカーへの憧ればかり膨らむ。

そして、ある日、「世界中を旅するなんて無理だ、もう聞きたくない」と「世界を旅する話の過食症」が起きる。

 

そうなる前に、今すぐバックパッカーになれなくたって、
・いつか行きたい場所リスト
・そこの文化や施設の解説
・バックパッカー初心者が気をつけること
などを調べてはブログ記事にして発信してみる

または、
・1泊分だけ荷造りしてみて、近場の知らない駅で、携帯なしに宿泊して、見知らぬバーで楽しんでみる
とか、すぐできるかもしれない。

そうやって、『憧れ』を今自分ができる形でやっては発信してみる。
そうすれば、消化して、また新しい『いい話』が食べられる。

 

過食症には気をつけよう。

 

———————–
映像作家コジロウ
お仕事のご用命は、お気軽にメールしてください
映像制作、コンサルティングなど
Mail : repondreyou1@gmail.com
Web : http://fdsa-life.jp
FB : Facebookページ
YT : Youtubeチャンネル
当ブログの記事文章、画像、動画等の一切は無断転載禁止です。
引用は自由にどうぞ。
———————–