死んでからの墓参りも大切だが、生きてるうちに予定調整して会うほうが断然いい。
けれど、実際そうやって意識しないと、なかなか行動できない。
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今年も盆が終わった。
私には高専時代を共に過ごした親友がいたが、ガンで20歳のときに亡くなった。
数年前にはもう一人、時折一緒に学校に通った友達が病気で30歳を目前に亡くなった。
そして、彼らが亡くなって以来、予定を調整して三重にある彼らの墓に、私は毎年墓参りを続けている。
しかし、ガンで亡くなった彼が生きているうちは、「いつか会うだろう」なんて気楽に考えていて、わざわざ東京から無理して三重に帰って遊んだり、見舞いに行くことはしなかった。
もう一人の突然亡くなった友達とも、高専卒業後は、会うことはなかった。
今では後悔でしかない。墓に参るたびにそう思う。
どんなに墓参りをきちんとしたって、生きているうちに会うことに勝ることは無い。
私は社会人になって10年を超えた。
友達とは散り散りになっていくが、そんな友達とも、誰にいつ会えなくなるかなんてわからない。
自分だって、自由に動き回って友達と会う機会を作ることがいつまでできるかなんて分からない。
大切な人を亡くしてから、盆と正月になんとか予定調整して墓参りをきちんとするより、どうせなら普段からなるべく生きている友達や親族に会い、それが忙しくて墓参りはあまり行けないけど、『墓参り行けずゴメンな、今が大事やから空から見守ってな』って思っとくほうがマシなんじゃないかと思う。
私はそう思って以来、数年前から中学や高専の同窓会幹事を積極的にしている。
墓参りなんかより、生きているうちに会うことが大切なのだと思う。
生きているうちに会うための苦労をしつくしたのなら、友人の死に際したとき、悲しくて寂しくたって、後悔はしないはずだ。
墓参りはその辺やりつくしてからやればいいんじゃない?
あなたは、「この友達がもし亡くなったら、毎年墓参り行くだろうな」っていう大切な人と長い間会っていなかったりしませんか?
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空撮映像作家コジロウ
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「親孝行は相手が元気なうちに会うこと。」
(by お龍さん )
病気の親に亡くなる前に見舞うことが出来て休みをもらったお礼を言った従業員(店員?)をお龍さんがたしなめた言葉が胸に刺さりました。
実は、親孝行として、私の両親が孫に会う頻度を上げるっていうのも名古屋転職の理由の一つです。関東にいると盆正月、GWぐらいですが、今はほぼ毎月帰郷です