【思考実験】 神や宗教、神秘的なものが無くなった世界は今より平和か


思考実験です。
前提として、本記事は神の存在を否定する条件を起きますが、思考実験であり、本来の神の否定、宗教の否定、占いなどを実際に拒絶・否定する意見ではありません。

世界の戦争の理由の多くは、宗教である。
神を信じ、教えに沿い、勢力拡大のために対立する相手を侵略し、死滅させる。
また、多くのリーダーは、暴力を伴う内容であっても占いや宗教的な教えに沿い、正当化して自らの決断をしている。

一方で、特に日本では八百万の神が一般的であり、神の存在を意識することで、普段の秩序や正しい行動が保たれている。
また、自暴自棄にならないために宗教が持つ心的支えも大きな力である。

思考実験。
・神は存在しないことが何らかの手段で証明された。
・宗教は後腐れなく綺麗に全て解散した。
・その時点の領土で全ての国が合意した。
・幽霊、占いなど、非科学的な力は存在しないことが証明された。

という世界を想像する。
この場合、今の世界よりも秩序は良くなり平和になるのだろうか。

侵略戦争の理由は無くなるだろう。
様々な国が協調するだろう。
しかし、「バレなきゃ悪いことをしても良し」とする人は増えるかもしれない。
心の支えがなくなり、地獄とか「回り回って」と言う考えもなくなるので、自暴自棄になる無茶苦茶な人が増えるかもしれない。

なかなか考えが尽きない思考実験だと思う。
※どんなことが起きるか?を想像する実験であり、「だから宗教は必要or不要」と言う現実への結論出しは不要です。