転載禁止ウォーターマークの画像転載はドロボウと同じ


写真や映像には著作権があり、著作者は掲載時に宣言することで他者の無断使用を禁止することができます

掲載時に「転載禁止」を作品に併記することも多い。
しかし、それでは二次利用に関する規定を読まないバカや、読んでもワザとパクるバカがいるので、写真や映像自体に薄く文字で著作表示をいれて、自分の名前や組織名、著作表示、無断使用禁止を宣言する必要が出てきました。

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右肩にFDSAマークを入れて著作表示した例

「Do not copy (C)FDSA.life 2015」
みたいなやつ。
これ、ウォーターマークと言います

このウォーターマーク。
写真や映像の製作者側としては、本当に嘆かわしいもの。
作品によっては文字が世界観を壊すし、映像に入れると全編の再レンダリングが必要になったりして、足をひっぱります

さらに、画像の隅に入れてもトリミングするバカが現れ、映像の最後に入れてもカット編集するバカが現れます。
これにより、画像の中央と四隅にババーンとウォーターマークを入れざるを得なくなりました。
映像もそう。ずーっと全編通して文字を出さなくちゃいけなくなった。

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画像全面に転載禁止を出す悲しい画像のイメージ(自作)。このレベルの記載がある画像すら転載されているのを見掛けたときは、かなり驚いた。

 

転載禁止ウォーターマークの画像を貼ってる人は「私はドロボウです」と言っているようなものです。

例えば野菜の無人販売の場合。
野菜が置かれていて「持ってくなら料金入れてね」と書いてありますね。
これは、販売者には黙って持っていかれるリスクがあるが、訪れる人の良心を信じ、世の中への信頼で成り立つ販売モデル。
盗人だらけの土地では無人販売は成り立たないのです。

これは、インターネット上の画像や映像も同じです。
ネット上に置いてあるからと言って、全てがタダで自由に使えるわけではない。
掲載時に条件が示され、世の中がそれを守るという信頼のもとで成り立ちます。
信頼が壊れるほど、無粋な著作表示が増えたり、良い作品を体験できる機会が減ります。
「転載禁止」画像をSNSに貼ってるやつは、「今日は無人販売の野菜を盗ってきた!」という日記に近いものがあるわけですね。

 

一部の輩のルール無視によって、製作者には負担がかかり、作品の世界観も損なわれることで、正しく利用する方の感動機会も減ります。

みなさん、ウォーターマーク入ってたら、意味を考えましょう。
もちろん表示があっても無くても、画像や映像を利用するには規定を確認しましょう。
限られたメンバーへの公開であっても、SNSに貼れば転載ですよ。
 

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空撮映像作家コジロウ
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