UI/UXを考えるのは究極のコミュニケーション


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画面やメッセージの設計は、相手の気持ちになる、究極のコミュニケーションだと思う。

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パソコンソフトにしろスマホアプリにしろゲームにしろ、ソフトウェアを開発(設計)していくためには、ほぼ間違いなくつきまとうのが、操作画面や使い勝手の設計。
UI(User Interface)/UX(User eXperience)とも表現される。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ユーザーエクスペリエンスデザイン

設計者は、ターゲットにした使う人を想像して、「どんな画面、操作感なら使いやすいか」(UI)、「どんな動きをしたら感動するか」(UX)を想定しながらして作り上げていく。

これ、ターゲットにするユーザが多くなるほど、まだ見ぬユーザが増えていくが、それを想像して、その人の感じ方を想定していくって言う、究極のコミュニケーションだと思う。
考えられる使い方のパターンを網羅し、それに対する動きを予め用意しておく。
話したこともないユーザの気持ちを思い浮かべて、その人が感動するように仕掛けを仕込んでいく。

推理小説なんかに出てくる、「この手紙を読んでいるということは、私はもうこの世にいないと言うことだね。」から始まる置き手紙みたいなものだ。
予め想定したパターン通りにユーザが進み、見事に対話が成り立つ。

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SEやプログラマは、いかんせんオタクでコミュニケーションが苦手と言う世のイメージがあり、そう言うイメージのまま、人付き合いが苦手なのでプログラマになりたい、なんて大学生もいた。

そんなことはない。

優れたUI/UXを考えるためには、様々な人(ユーザ)と日々、コミュニケーションを取り、相手を知る努力は欠かせない。

・どんな使い方をされるのか
・ここで使い方をこう間違ったらどう動かすか
・ミスを救ってあげるか、エラーにするか
・こんなエラーメッセージを出したら、どう感じるだろう
・このメッセージで意図は理解してもらえるだろうか
などなど。

普段から老若男女、色々なタイプの人と話をしてないと、優れたUI設計なんてできない。

ぶっきらぼうで思いやりのないメッセージが出るアプリや、痒いところに手が届いてないアプリは、コミュニケーションを取る幅が狭かったり、機会が少ないエンジニアが作ったものかもしれない。

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使う側も、とんでもないエラーでも固まらずにリカバリーして動くような、感動するくらい良く考えられたソフトウェアに出会ったら、コミュニケーション能力磨きに素晴らしく努力をされたエンジニアを想像し、自分の使い方を予め想定してくれたことに感謝するといいと思う。
作った人を想像すると、無機質なメッセージウインドウも、急に人間味が出て、なんか愛しくなるから。

 

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空撮映像作家コジロウ
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