サラリーマンにも卒業が必要。前向きな転職の後押し。


サラリーマンも強制的に会社を卒業すればいい

会社の定期的な卒業。
サラリーマンも転職に対する意識を変え、前向きにとらえて転職したい。

学生時代では、どんなにしがみついたって、卒業がやってくる。
小学校は6年、中学は3年、高校は3年。
その限られた期間で身に付けるものを得なくてはならないし、得なくても終わりは来る。
仲間を作って、嫌いな奴ができて。
卒業しても関係が続く仲間が出来るし、嫌な奴とはそれっきり。

こういう制度で日本人は育ったと思うのだが、社会人になり、サラリーマン生活を送ると、「卒業」が消えてなくなる。

卒業がなく、いつまでその会社にいるのかわからないまま働いていく。
終身雇用を信じ、社内でしか通じない能力の向上をだらだらと続け、社内政治だけに強くなる。
会社を辞めても続くような人間関係の構築を意識せず、会社の内線が通じなくなったら、電話もかけられない人間ばかり。
社内の嫌な奴とは決別する手段を持たず、ずーっと何十年も嫌いな奴との関係を胃を痛めながら続ける。

こういうのは、転職に前向きではないからだと思う。
何か転職は特別なことで、どうしようもなくなった時の最終手段、とても勇気のいることと捉えているからだろう。

そんなことはないと思う。日々準備してとりかかっていれば、タイミングが来て、さっと卒業できる。

もちろんサラリーマンの全員がそうやって考える必要はないけれど、学生時代の「一定の期限で強制的にやってくる卒業制度」が良かったと思えるサラリーマンは、会社にも期限を設けて卒業したらいいと思う。

一定の期間までに、その会社で達成することを決める。
その会社を出てからのことを日々意識しながら、考えて仕事をする。
出てからも関係を維持したい人間を選び、自分が社外の人間になっても連絡が取れる関係になる。
社内の嫌な人間とは縁が切れるのだから、そんな人間とはつるまない。

企業間で人材がもっと交流されれば、凝り固まった文化が変化するはず

「中学校が3年で卒業するなんてダメだ!残りたいだけ勉強させるべきだ」なんて声は聞いたことがない。
大学生で何年もダラダラと留年して残ることは、一般的には良いこととは考えられていない。
学生の制度における「卒業」というのは、皆が基本的に肯定しているわけだ。

一方で、日本のサラリーマンには、転職(卒業)はまだまだ後ろ向きに捉えられている。
「期限を切って、時が来たら会社は出ていきますよ」なんてサラリーマンは外資系コンサルファームとかベンチャーでしか聞かないだろう。

絶対安定といわれた大企業が消えたり、大手企業がとんでもない不祥事を起こしたりしている。
異動がなく、凝り固まった人材が群れているから、常識がおかしくなっていくのだろう。
もっと卒業が一般的になり、会社に多種多様な人材が混在するような世の中になれば、いい方向に行くと思う。

 

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空撮映像作家コジロウ
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