文字のやり取りは、感情1/10くらいで受け取る。


文字のコミュニケーションはイライラしやすい

会ったことがあり、それなり以上に信頼できる人との文字でのコミュニケーションでは、感情は1/10くらいに抑えて読んだほうが上手く行く。

メールやメッセンジャー、ブログ記事など、文字だけでのやり取りと言うのは、気持ちが伝わりにくい。
だから、読む側も注意が必要で、イチイチ反応していると上手く行かない。

感情1/10で読むためのポイント

感情1/10で読む、というのは具体的に書くと以下の流れで対応する。

1.何かメッセージを読んで、イラッとしたり、「あれ?」って感じたり、「まさか」とビクッとしても、まずは自分の読み違いと考えて落ち着く。

読み間違いであることがまず多いので、結論を急がずに、ちゃんと一文ずつ読み直す。

2.読み間違いではなかった場合は、次に、自分の理解違いであることを想定する。

ケンカしている時はともかく、人は突然、相手にいきなり鋭い言葉は向けない。
だから、一言や記事にイラッとしても、あなたに向けられていると考えてしまうのは自分だけであって、たいていの場合は自分の思い込みで、実はあなたのことではない。

自分の事を言われていると思い込んでいないか、もう一度、一般論か他者に向けられているメッセージとして読み直す。

3.それでも自分に当てはまると思い、イラッとする場合、相手が本当に言いたいことであろう内容だけに削ぎ落とすか、自分が納得できる単語に入れ替えて読んでみる。

書き手は、よほど気合の入った文ではない限り、自分の言いたいこと以外の枝葉部分にまで気を遣っていない事が多い。
事の本質でない文にまでイライラしていては、読み手は損するし、書き手も枝葉部分でケチを付けられてはイライラする。両者にメリットは無い。

イラッとした部分を削ぎ落として、やり取りが成り立つなら、そんな文章は受け流して理解する。

表現だけの問題なら、自分が納得できる単語に入れ替えてみたら、すんなり理解出来るかもしれない。
国語のテストじゃないんだから、表現だけの問題ならイチイチ気に掛けない。

4.本質的に必要な事にイラッとしたなら。
それは相手に伝えましょう。
しかし、自分勝手な理解のままストレートに伝えてはいけない。
ここでも感情は抑えて、「万が一自分のここの理解が間違っていたら」とか「仮にこうなら…」と想像を働かせ、相手がなぜそんなメッセージをしたのかを気遣う。
この時の表現や、気遣うレベル感が一番大切だろう。
書き手はイラッとしていないだろうし、自分の考えがあって書いているのである。
それを加味し、気遣い、それでも自分はこう思う、という話が必要なわけだ。

文字でイライラしない

「あんたの考えなんて知らん!私は気に食わない!」と自分勝手な反発ばかりしていては、ギスギスして、上手く行くものも上手く行かない。

文字のコミュニケーションは、顕著に嫌な感情を抱きやすい。
対面に相手がいないから、表情や仕草、口調からの安心材料が読み取れないからだ。

鋭い言葉でも、対面で優しく落ち着いた口調や仕草で伝えると、相手はあまり反発しない。

逆に文字だけだと、なんでもない一言が独り歩きして、とんでもない理解をされ、反発されたりする。

対面と同じように、受け取った内容や意味だけで判断していては、不要なイライラが増し、読み手が損する。
読む側もテクニックが必要なのだ。

 

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空撮映像作家コジロウ
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