
Photo: Akira Kato
京都で鯰さん☓とくちゃんのインタビュー講演を聴講した。
特に印象に残ったのは、とくちゃんに起きた『属性の同化』とそこからの意識改革。
他人と比較していては、落ち込むだけだ。
そこから抜け出し、自分もみんなも活躍し、本音を発信し、幸せになってよい。
そんな意識改革が、とくちゃんを中心にセッションで幸せを広めている。
とくちゃんは父親からの虐待を受け、保護された後は110以上の職を転々としてから、今は「人間関係改善アドバイザー」として活動するという壮絶な人生を生きている方。
http://ameblo.jp/kazumitsu-watabe/
とくちゃん最大の変換期には、『属性の同化』が起きた。これは、他人と比較しては妬んだり、凹んだりしている人には改革のヒントになると思う。
とくちゃんは、かなり荒んでいた時期に大量殺人をしてやろうと考えていたらしい。
幸せそうに笑っている人々を殺す。または、悪事を働いている輩を殺す。
しかし、実際には大量殺人はしなかった。
それはなぜか。
幸せに笑っている人を殺そうと思った。しかし、その人がもしも、とくちゃんと同じような苦しい人生を歩み、やっと手に入れた幸せの瞬間なのだとしたらと想像したら殺せなかった。
ヤクザや犯罪者など、悪いことをしている人を殺そうと思った。
でも殺せなかった。きっと彼らも、自分と同じかそれ以上に親や周りに恵まれず、苦しんだ結果が今の姿だと考えたからだ。
こうしてとくちゃんは、大量殺人をする代わりに、みなが結局は同じであるという結論を得ることができたのだと思う。
周りの様々な人間と比較しては、自分の人生を最低なものとして評価していた生き方から、周りの属性を同化し、自分と周りは変わらず、みんなが自分と同じように苦しんでいるかもしれないと言う境地に辿り着いた。
そこから彼は、自分も周りと同じように幸せになって良いのだと言う考えに結びつくことができた。
そして今、人間関係改善アドバイザーとして、自分と同じように生きにくい人にはアドバイスを投げかけ、あらゆる人が本音を発して幸せになるための支援をされているのだ。
大量殺人と言うセンセーショナルな話ではあるが、このとくちゃんに起きた改革は、他人との比較にいつも一喜一憂している人みんなにヒントになると思う。
結局みんな同じであり、現時点での上下や進捗を比較して一喜一憂したって意味はない。
他人と比較する考えから抜け出し、昨日までの自分と比較し、小さなことでも変えていく。コンビニでおにぎりの中身を昨日までとは違う具に変えてみる。選ばなかった具を選んでみる。
そうやって、自分の人生での最高、幸せをを目指していく。
そんなとくちゃんは、人間関係構築アドバイザーとして、彼自身に起きた変化をベースにセッションを行っている。対面、LINEメッセージ、Skype通話など、形態は問わない。
上っ面の適当なアドバイザーもいる。アドバイスと言いながらも、何か他人事なセッションもある。
しかし、かなり厳しい人生を歩みながらも、あらゆる方との属性の同化に長けた彼なら、きっと様々な種類の悩みや相談に親身になり、真の納得できる問と解に辿り着ける気がした。
京都で出会えた鯰さんととくちゃんの講演。
泣きそうになったが、とても心が動く爽やかな話だった。
http://ameblo.jp/miki-um/entry-12212983754.html