ITコンサルタントって何者?


PSX_20150725_002313家電にあまり詳しくない方が、パソコンを買うときに「パソコンに詳しい兄ちゃんを連れて家電屋に行くと安心するよね」の企業版です。

今や企業がビジネスをするにあたって、すごく複雑なコンピュータの仕組みがないと成り立たなくなってきました。例えば、仕入れ・販売業者は、伝票とレジだけあればよかった時代から、世界中からものを仕入れ、24時間ネットで販売するのも当たり前になりました。

とても複雑なコンピュータの仕組みが必要なのですが、あらゆる企業にコンピュータに精通した人材がいるとは限りませんし、コンピュータのことに詳しくなるよりも、本来の自分がしている事業のほうが大切だという方も多いのです。

そういう企業が、新しくコンピュータの仕組みを作ろうと思ったり、古くなった仕組みを新しくしたいなぁと思った時、いきなりコンピュータ屋さんに買いに行くと、高く売られたり、営業トークに負けるのではないかと思うのです。

ちょうど、家電に詳しくない方がパソコンを買うときに、いきなり家電店に行っても、何がいいのかわからないし、変なものを掴まされるんじゃないか、と考えるのと同じです。

そんな時、「パソコンに詳しい兄ちゃん」を連れて行きますよね。もしくは、その兄ちゃんに買ってきてもらうとか。

これを企業がすごく高いコンピュータを、コンピュータ屋さんから買うときに、「詳しい兄ちゃん役」をするのがITコンサルタントなのです。

企業間の橋渡し的に、買う側と売る側の意見を聞き、出来る限り買う側にメリットがあるように、新しい仕組みでやりたいことの整理や、売る側が出した金額の妥当感の判断、価格交渉などをお助けします。

買う側と売る側で意見が分かれた時には、売る側が正しいことを言っていれば、時には買う側に何かを諦めさせ、本当に価値のある内容で仕組みが作られるように話し合っていきます。

「パソコンに詳しい兄ちゃん」には、いいパソコンが買えたら、お礼としてお駄賃をあげたり、食事をおごることもあるでしょう。

ITコンサルタントも、「良い仕組みを買うお助け」をする代金をもらい、稼いでいます。ですから、何か特定の製品を売るわけでもなければ、やってみないと何を出していくのか決まらないこともあります。目に見えないサービスで稼いでいるため、得体の知れない商売の1つになるのでしょう。

私はITコンサルタントです。そして家電販売員もやってきた「個人のパソコン購入も、企業向けのコンピュータの構築も、詳しい兄ちゃん」なのです。

 

「ITコンサルタントって結局、何をする人なの?」って時折聞かれますので、たとえ話多めで書いてみました。

 

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