巨大地震が起きたとき、自分が被災地から遠く離れたところにいて、大切な知り合いが被災地にいる場合、どうしても気になって、「大丈夫か？」と電話したくなるだろう。
しかし、それは無事な側の勝手な自己満足、エゴである。
そして、貴重な被災地のネットワーク通信リソースを使ってしまうので、本当に助けを求める電話を圧迫する。
家が倒壊し、下敷きになり、必死の思いで掴んだ携帯で助けを求める方の姿を想像してほしい。
被災していない、暖かい居間から被災地へ発信ボタンを押す、その行為は、下敷きになっている方の必死の通話を妨げるかもしれない。
それでも押しますか？
だいたい、大丈夫であることを確かめて安心するのは、被災していない側だけの自己満で、被災した側にはたいしたメリットは無い。
被災した側から、本当に助けが必要とか、声を聞いて安心したいとかで、連絡してくるのを待て。
それには全力で応えよう。
被災していない側が慌てふためき、自分の安心を得たいエゴで、まさに現場にいる被災者が生きる術を邪魔してはいけない。
思っているよりも、通信リソースは有限である。
被災していない場所での通信リソースを使ってインターネットなどで情報を集め、被災した方への情報提供を手伝うのが良い。
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空撮映像作家コジロウ
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