原発に頼らなくても生きる道を
福島第一原発事故の前から、原発推進派であっても、本当に安全性に疑問を持っておらず、信じていた人は少数だろうと感覚で思う。
誰もが危険で不安で怖いという思いはあって、それでも原発マネーに「頼るしかない」生活を送らざるを得なかったのか、「頼らなくても自分で生きる道を探す」のかの違いだったのだろう。
だから、良くある原発推進派と原発反対派の主張で、「安全か否か」を軸に反対派は話をするが、ある意味で皆危険なことはもう分かっている。
なので、「頼らなくても生きれるか」と言う、原発立地されている過疎地域に対する生きる手段の話をしないと、原発がいるとかいらないとかの議論にならない。
シロウオから得た考え方
映画「シロウオ」に出てくる方々が語る内容から、私はそんなことを考えた。
シロウオは、原発に関する問題はベースとして、生き方についても考えるメッセージがあった。
すなわち、「原発」を仕事に置き換えても通じる所があるんではないかと言うこと。
嫌な仕事、やりたくないサラリーマン生活をしている人。
いいか悪いかなんてのは誰もがわかっていて、やめられるなら辞めたい。
それでも続けたり、体や心を壊すまでになってしまうのは、どんなに悪くたって「その仕事に頼って生きるしかない」からなんだ。
だから、そういう人にアドバイスする機会があなたにあるとしたら、『悪いよ、だめだよ』と説いたところで、動くものは無い。
どうすれば別の道が選択できるのか、「頼らなくても生きる道」の話をしていく必要があるわけ。
映画「シロウオ」のススメ
最後は宣伝になってしまうが、このような生き方に関する気付きも得られる、映画「シロウオ」。
もしも原発問題に関心がなくても、自立して生きる究極の選択をした方々のドキュメンタリーとしても面白い。
地域の活性化を売りにして原発立地が計画され、それに反対すると言うのは、大変な覚悟が必要。
原発立地計画は、時には親兄弟すらも分裂させる。
そんな問題に対して、原発マネーに頼らず、自分で生きる道を確信し、反対を続けた方々の思い。
そんな映画「シロウオ」、単なる原発反対映画と捉えず、ぜひ多くの方々に鑑賞いただきたい。
■2016/9/22 刈谷市にて自主上映します。
990円でeチケット発売中。
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空撮映像作家コジロウ
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