【ドヤ顔】映像制作の基礎用語を簡単に説明する


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ドヤ顔シリーズ
若干マニアックな映像制作関連の用語解説。

【撮影】
被写体の活動をカメラで撮ること
撮れば撮るほど確認と編集が大変になると分かりながら、ついついアレもコレもと回してしまう葛藤との戦いの時間

【編集/ポストプロダクション】
撮ったものを綺麗に作品にする作業
クライアントからは何でも一瞬でできる魔法の時間と考えられている

【オーサリング】
コンピューターで編集し終わった作品をDVDなどの納品形式に変換すること
DVD化するにもメニュー作成やボタン動作設定、メニュースクリプト、BGM設定など様々な要素が存在するが、大した作業ではないと思われがちである

【Youtubeアップ】
完成した映像作品をYoutubeに登録して公開すること
タイトル、説明文、タグ、サムネイル設定などを行う

設定によって、検索ヒット率や再生クリック率に重大な影響を与えるが、これまた大した作業ではないと思われがちである

【一眼ムービー】
写真で用いられてきた一眼カメラの動画撮影機能の発達により、動画撮影を一眼カメラで行うもの
一眼カメラならではの被写界深度の浅い、背景がボケた柔らかい映像が人気になり、Canon EOS5Dmark2を皮切りに一気に広がった

【リグ】
カメラの周りにつけるハンドルやガード、肩パットなどであり、撮影を楽にしたり、ブレを防いだりする
マイク、ディスプレイ、バッテリーなどを取り付けられるものが多い

【防振装置】
動体を撮影するにあたり、カメラのブレをいかに無くすかが肝である
レンズ自体では、ブレを防ぐため、揺れに合わせてレンズが動いて打ち消す手ぶれ補正機能がある
ステディカム(商標)は、リグの一つで、ヤジロベーのような仕組みで、カメラ本体にカメラマンの揺れを機械的に伝えない装置
ジンバルは、センサーとモーターを用い、電子的にカメラマンの揺れをカメラに伝えない装置であり、モーターが2つの2Dジンバルは前後と左右の2方向へのブレを防ぎ、モーターが3つの3Dジンバルは、さらに縦軸の回転(ロール)も吸収する

【編集ソフト】
ポスプロ(編集)で用いるコンピューター上のソフトウェア
NLE(Non Linear Editting)ソフトとも言う
フィルム撮影の場合、フィルムに沿って順々に編集をするが、それをリニア編集と呼ぶことに対し、電子ファイルの撮影データをコンピューターで自由に編集する形式をノンリニア編集と呼ぶ
編集ソフトの価格はピンキリであるが、一般的には安価なものは機能は少ないが作品作りが簡単で、高価になるほど、なんでも安定してできるが、使い方は難しくなる
業務に耐えるNLEソフトは、Adobe Premier、AfterEffect、EDIUS、Apple Finalcut、Sony Vegas、DaVinchi Resolve、インフェルノなど

【フォーマット】
映像をファイル保存する形式または、撮影時の記録形式
DV、HDV、AVCHD、mov、MPEG2、MPEG4(mp4)、AVI、Proresなど

【圧縮】
膨大な電子データを一定の決まりで捨てたり、簡略化することで、データ容量を小さくする
「一定の決まり」次第で、圧縮後の容量の大小や保存性、再現性などが変わってくるため、次々に新しい方式が生まれては廃れていく
MPEG、H.264など

【解像度】
画の広さ
SD、HD、フルHD、2K、4K、8Kの順に広い

【画角】
画や画面の縦横比
4:3、16:9、シネスコープなど

【セーフゾーン】
撮った画や制作した画の中で、確実に写るエリア
テレビは若干内側によるため、テレビセーフゾーン内に配置した画は、確実にテレビ画面に写せる
さらに、テロップの文字は内側にあり、テキストセーフゾーンとなる
パソコンでは文字や端が切れずに表示できるのに、DVDにしてテレビやプロジェクターで写すと見切れるのは、このセーフゾーンが意識されていないから

 

コジロウ