あなたが自転車にたいして興味がないとして。
ご近所の自転車好きとか、上司や取引先なんかが自転車好きで、世間話程度に自転車の話をしないといけないとする。
そんな時にしてはいけない質問が、
「いくらくらいするんですか?」
だ。
そしてオススメの質問は
「どんな色ですか」
だ。
なぜいくらか聞いてはダメか
全く話題として発展しないからである。
自転車好きは、ほんの一部を除き、高いことにあまりステータスは感じていない。
だから、「20万だよ」とか「80万するよ」とか、高いことを素人に言うのは、たいして嬉しくもなんともない。
最悪、「え、そんなに金かけてるの、バカみたい」と思われそうで、自転車好きとしては嫌な質問である。
だから値段を回答したあと、話は続かないし、発展しない。
「このパーツで言えば10万して〜」なんて話をしてもつまらないのは自転車好きとしても分かっている。
また、回答を受けるあなたとしても、自転車に詳しくないと、10万、30万、50万、80万と言われたところで、安いとも高いとも反応できないだろう。
#ちなみにだが、10〜20万は初心者クラス、20万〜50万は中級、50万〜80万はかなり本気、それ以上は場合によるがプロか道楽。
しかし、詳しくないのに、最初にふとしてしまいがちな質問である。
たいして知識もなく値段を聞くのは避けていただきたい。
オススメ質問は、色
目の前に自転車がない場合は、「その自転車は何色ですか?」と聞くのは良い質問。
写真または実物を前にしている場合は、「いい色ですね!」が良い。
もう見たまま。色を話題にする。
なぜなら、ほぼ間違いなく、自転車好きはそれぞれのテーマや憧れを抱えて、自転車を買うときやその後のカスタマイズで色を決めているから。
色の話題は、ある程度発展する。
「ビアンキのチェレステカラーと言って…」
「流行りのマット系の黒で統一していて…」
「フランスカラーを…」
など、何かしら自転車好きのほうから話が始まるだろう。
あとは聞いたまま頷いて反応しておけば良い。
語るだけで満足するので。
色の質問が良いのは、回答を受けるあなたとしても、色の話ならある程度理解できるから。
爽やかにしたいから青だとか、黒で締まっていてカッコいいとか。
色以外は、値段やメーカー、パーツ、形の話よりは圧倒的に話が通じないし、地雷が多い。
おわりに
自転車に興味がない人が、自転車好きと世間話をしなきゃならないときのオススメでした。
なお、受け答えにおいて、「何が楽しいんですか」とか、価値が分からず「へー、高いですね!」
これだけは絶対に言ってはいけない。
コジロウ