体験談こそ自分が書ける価値


いろいろなブログを見ていると、ある出来事に気づきを得て書いた記事なんだろうけれど、それを非常に抽象化して一般論だけの主張になってしまっているものをちょくちょく読む。
達観した「いい話」だけ並び、詳しいことは関係者しかよくわからないやつ。

体験談がごっそりとない。
意図的に書いていないのか、何か書けない事情があるのかはわからない。

そういう教訓なり生き方の目標なりだけを書かれた記事ってのは、あまり読者には響かない。
「へーっ」つってお終い。

何を通して、そう思ったのか。
どんな体験があって、そこに行き着いたのか。

結論にたどり着くまでの体験談を入れるべきだと思う。
そこにあなたの記事としての価値があるのだから。

特に、人生の鉄則や教訓めいた話は、結論だけではどこにでもある話になりがち。
・自分に正しく生きよう
・目標を決めて、達成していこう
・言うだけではなく、実行こそ大事
・仲間が本当に大事

こういった類のことは、そういうことを感じた時、その結論だけを書いてもたいしたことはない、どこにでもある記事である。

あなたが何を通して、このありふれた教訓を感じることになったのか。
そこをきっちり書いて、結論に至ることで、リアルに感じられるし、記憶に残る。

「日記ブログになってはいけない」とか
「前置きよりも結論を書く」とか。

そういうブログの鉄則が一人歩きし過ぎているのではないだろうか。
間違っていないけれど、それだけではだめだ。

日記だけじゃあかんけど、日記の要素がなしでは面白くない。
何が今日起きて、それを感じたのか、そこには日記要素が必要。

結論をまず書くという鉄則に、囚われすぎて「前置きは無駄で不要なもの」として排除してしまっていないか?
結論を補強するディティールは必要ですよ?

削りすぎず、足しすぎず。

 

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映像作家コジロウ
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