餌には素直に飛びついておけ。撒餌レンズのススメ。


撒餌レンズって知ってますか。
一眼レフメーカーが、意図して桁違いに安く設定したレンズです。
買いやすい良いレンズでおびき寄せて、更に高額レンズを買わせていくための、メーカーからのレンズ沼の誘いです。
だから撒餌です。

とは言え、沼に恐れず(笑)、一眼レフのキットに付いてくる標準ズームレンズに飽きてきたら、素直に撒餌レンズを買いましょう。
良いレンズなのは間違いない。

我がCanon派においては、現在の撒餌レンズはEF50mm F1.8 STMです。
私は一個前のF1.8Ⅱを昔買いました。

撒餌レンズは、とにかく安く手に入ります。
私はたしかフード込で1万切りました。

そして、キットレンズのF3〜4あたりと違い、明るくボケるF1.8、一段絞ってもF2の世界が待っています。
キットレンズではなかなかボケなかったり、暗くなるシチュエーションでも、サクッとキレイにボケて、また一段と上手くなった気分になれます。

一眼レフを初めて手に入れて、背景がボケた上手げな写真が撮れた時の感動が再び帰ってくるかのようです。

F値の違いが実感できて良いと思います。

それから、Canonの撒餌レンズは、ズームレンズではありません。
単焦点レンズになります。

このため、撮りたい範囲の画を得るためには、自分(カメラ)が動くしかありません。
ズームレンズで立ち位置を変えずに寄ったり引いたりしていたのから、イキナリ不便になります。

フルサイズカメラには50mmでポートレートの距離ですが、EF-Sレンズではなく、EFレンズなので、APS-Cのカメラだと、かなり近いレンズになります。

なので、被写体と会話できるような近い距離では、寄りすぎになります。

被写体と離れて、カメラマンとしての動き、指示、足で稼ぐ、みたいな苦労が必要になります。

これが必要な苦労か否かは、カメラに対する姿勢が問われます。

ただ単に家族スナップ、旅行スナップなんかを気軽にいい感じに撮りたいだけなら不要な苦労です。
便利なズームのついたキットレンズを使いましょう。

ただ、足で稼ぐ画を求め、レンズ特性を理解して自分が動くような、ちゃんとカメラマンをやっていきたいなら、持ってこいの苦労です。

ズームレンズより不便な単焦点を使い分けて、理解しましょう。
きっと、そこはレンズ沼の入り口です。

撒餌レンズにはかかっておけ!
餌には食いつけばいいのです。

このMVは撒餌レンズで撮りました。
明るく、サクッと良くボケます。

■参考
http://photo-studio9.com/ef50mmf1-8stm/

 

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映像作家コジロウ
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