ビジネススーツのアホらしさ


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“黒髪と、ばっちりスーツはビジネスの基本”

っていうイメージ論だけで、わかったふりしてみんな右倣えするの終わりにならないかな。

ネクタイは「あなたに首ったけです」(顧客に奉仕しますよ)というメッセージらしいけれど、もうこんなの狂気の沙汰としか思えない。布首に巻いてなんなの?

クールビズ、ビジネスカジュアルなど何かにつけて理由をつけ、ネクタイを辞めようとするのなら、もうちょんまげや袴と同じ扱いにして、ネクタイなど無しにしてしまえばいいのではないだろうか。

ネクタイだけではなく、スーツ&襟付きシャツという服装も、髪型は黒が基本という形式要件も、そろそろアホな常識として撤廃されないだろうか。

だいたい、黒髪とスーツが尊重されるのは「真面目で清潔なアピール」などとされているが、そういうシキタリがないデザイン業界とか美容師とかは不真面目で不潔なのか?

そうじゃないだろう。金髪でTシャツでも清潔な人はいるし、真面目でしっかりしている人もいる。逆もそうで、スーツにネクタイでも見るからに汚い人も不真面目な人もいる。

結局、ネクタイとスーツ、黒髪を重視する人は、「中身じゃなく見た目で判断しますよ」を是としていますと公言しているだけだし、「自分は気にしないけど、お客様は中身を見る前に判断するからね」って言う人も、自分の価値観を、お客を盾に人に押し付けているだけだろう。

本当に無意味で不要な事は、クライアント要件であったって断るでしょう?

かさこさんが書いている「違憲状態としながら選挙容認する裁判官」とかと同じような気味の悪さを感じてしまう。

日本でサラリーマンを続ける限り、このアホらし地獄は終わらないのかな。

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