プロにデザインを頼むときの3つのポイント!


「プロにデザインを頼むときの3つのポイント!」

・・なんていう、気軽ですぐに使える、楽なものはないと思う。
人にものを発注して、一緒の作り上げるというのは、発注者にこそ覚悟がいることである。

私はシステムコンサルタント&映像作家という仕事柄、人が人にものを頼むときの難しさはよく分かっているつもりだ。
まだ世の中に形のないものを依頼され、イメージを合わし、納品まで持っていく。
その過程では、多くのコミュニケーションが必要であるし、行き違いや思い込み、責任のなすりつけあい、逃げなど様々な問題が生じた経験が多々ある。

そこに料金が発生していようと、相手がプロを名乗っていようと、それは変わらない。
発注する側として、人にものを伝え、正確に作ってもらうってのは、本当に難しいものだ。

だから私は、お金を払っていようが、「発注者様」気分で横柄になったりはしないし、オーダーメイドのものを作ってもらうというのは、本当に臆病になって、慎重に進める必要があると思っている。

スーツも料理も、システムも、デザインも。
決められた製品から選ぶのではなく、オーダーメイドで作ってもらうためには、発注者側が積極的にプロに協力し、自分のイメージを具体化して言葉にしたり、プロからの提案を咀嚼して承認する、責任行為が生まれるのだ。

この「決めてあげる決意と責任」が発注者にある事を理解していないと、オーダーメイド品の買い物では痛い目にあう。

こういうのは、「完全なオーダーメイド品を、自ら発注して買う」という行為に慣れていないと、簡単にはできない。
定型化された「製品」の買い物に慣れた人では、オーダーメイド品の買い物というのは、考え方を入れ替え、慣れることが必要。

発注者という立場であっても、
「お金とってるんでしょ」
「プロなんでしょ」
「私は素人でよく分かっていないから、プロがいい感じにやってよね」

そういう考え方、態度でオーダーメイド品を発注すると、うまくいく可能性は低い。

発注した瞬間から、自分は「発注することの”プロ”」になったようなものであり、互いに自分の役割に対する責任が生まれるのだ。

・作りたい事を言葉にする責任
・わからない事を具体的に伝える責任
・自由に判断してもらって構わない部分を明確にする責任
・制作側からの提案を受け入れ、コメントし、承認する責任
・料金を支払う責任

自分で作ってみる努力をしてみたり、プロがいかに難しいかを学ぶことをせず、お金を払って依頼すれば、素敵なものが自動的にできると思っている人は、オーダーメイド品を発注すると痛い目にあうと思う。

簡単に依頼するための、すぐに身につくポイントなんてない。
自らも学び、プロを知る。
発注するからには、プロと同等という気概を持ち、責任を負う。

そういう姿勢が必要だから。

私は、今回もセルフマガジンを簡単にプロに依頼したりはしなかった。
完成度が低かろうが、自分でやってみて難しさを知り、何を伝えたらプロが動きやすいのか、何を発注者として承認することになるのか。

そういうことを気の済むまでやってみてから、プロにお願いをし、一緒に作り上げたいと思う。

 

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空撮映像作家コジロウ
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