揺れない映像 ステディカムと3軸ジンバル


空撮映像は揺れない防振装置を使って撮ることが一般的ですが、空撮でなくとも揺れない映像を撮ることができます。
私はこの「揺れない撮影」が大好きです。今日は揺れない撮影の機材を紹介します。

その1:ステディカム(Steadicam)の話

揺れない撮影といえば、ステディカム。
ステディカムと呼ばれる機材を使うことで、揺れずに走り回ることができます。
ヤジロベーのように、重りとカメラでバランスを取りながら撮影できます。バランスを取るには独特の慣れと技術が要ります。

重いので、体に巻いたチョッキにバネの入ったアームをつけ、それでステディカムを支えます。走り回る体の上下運動をバネが吸収し、前後左右の揺れをステディカムが吸収します。

下記に映画撮影での活躍映像をYoutubeから拝借していますが、カメラを激しく振り回しても、カメラ自体はピタッと止まって揺れていないのがわかります。

ステディカム (wikipediaより)

ステディカム (wikipediaより)


http://www.steadicam.jp

 

その2:3軸ジンバルの話

最近は、マルチコプターに付ける防振装置の電子3軸ジンバルを手に持って撮影できるものも出てきました。
この3軸ジンバルは、電源(バッテリーが必要な代わりにモーターの力で防振するので、使い始めるのに慣れや技術があまり要りません。

Ronin-m (RC Geeksより)

Ronin-m (RC Geeksより)


http://www.dji.com/ja/product/ronin-m

 

防振装置でヌルヌルの映像撮影を

揺れずにヌルヌルと役者を追いかける映像、私は大好きです。

最近は高級機材向けだけではなく、iPhoneやGopro、一眼カメラ(ミラーレス)用の簡単で安価な防振装置も出てきました。一般の方も揺れずに走り回る映像が撮れるのです。
これはすごいことです。

http://housoukiki.com/news/2075/

http://housoukiki.com/news/2075/

私自身は、7年ほど前に映像制作に携わってから「ステディカム」を、「3軸ジンバル」は、2年ほど前の空撮を始めてから知った世界。
映像制作に関わっていないと、まだまだ一般的な機械ではないと思います。
スマートフォンやGopro用の電子ジンバルは少々一般的になってきたのかもしれません。

映画やドラマで揺れない映像をどうやってに興味のあった方に役に立てば幸いです。

ちなみに私もステディカム系に分類される防振装置を所有してまして、以下の映像制作の時はデカいカメラを持って、汗だくで走り回りました。

 

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空撮映像作家コジロウ
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2 Comments

  1. Pingback: ステディカム(Flycam)を使って我が子を撮る | 空撮映像作家コジロウのブログ

  2. RC Geeks

    Thanks for using our picture of the Ronin-M.

    Check out the full unboxing and first look blog here:

    https://www.rcgeeks.co.uk/blog/a-detailed-first-look-at-the-ronin-m

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