【プロジェクト管理】課題管理


何か問題が起きたとき、または起きるのが予想されるとき、それを記録管理し、解消するまでのプロセスが「課題管理」です。

特に、すでに起きてしまった課題や障害に対する課題管理で重要な項目は、
・内容
・影響
・解決予定日
・類似事象の点検観点と結果
・再発防止策
です。

■内容
どんなことがどうやって起きたのか簡潔にまとめる

■影響
その課題があることで、プロジェクトの何にどう影響するのか、出来る限り定量的に記録する

■解決予定日
最短で解決する日、または解決しなければならない日

■類似事象
この課題が出るってことは、他にも同じようにこれもダメだよね、と言う観点の記録。
よく勘違いされるのは「起きた事象そのものの類似事象」を点検してしまっている例。
そうではなくて、「起きた事象の原因・経緯から推測される類似事象を点検する」のが本来です。

「朝寝坊した」という課題で、事象類似を探し、「朝以外に寝坊する事象は無い」としていてはダメで、「朝寝坊したのは、夜更かしと飲酒が原因」とし、夜更かしと飲酒が原因で起きうる課題を点検する必要があるのです。

■再発防止
同じ原因、事象を二度と起きないようにするための策。
可能な限り、誰がやっても防止され、施策が入ったことを確認できる策が良い。

つまり「もう起きないように言って聞かせる」とか「継続して技術向上に努める」とかでは、施策が測れないし、策を講じたのか分からない。
「チェックの仕組みを入れる」「アラームが上がるようにする」など、具体的に施策実施が分かることが重要なのです。

今日は、プロジェクト管理における課題管理を解説しました。

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